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会社の評価基準がよく分からない

資料を手に頭をかきながら困惑している若い社員の周りに、疑問符や星、成績評価を表す記号が思考のように浮かび、会社の評価基準が分からず悩んでいる様子を描いた日中のオフィスのアニメ風イラスト。

AI生成によるイメージ画像

入社して少し経った頃、ふと気になり始めたことがありました。

この会社では、何を基準に評価されるんだろう。

そんなことを考える瞬間が、少しずつ増えてきたんです。

もちろん、営業職なので、数字が大事だということは何となく分かっていました。

朝礼でも売上の話はよく出てきますし、先輩同士の会話の中でも、数字の話題が中心になることが多い。
だから、「数字が評価に関係するんだろうな」というのは自然に感じていました。

でも、それだけなのかどうかは、よく分かりませんでした。

ある日、先輩が上司と話しているのを、少し離れた席から見ていました。

何かを説明しているようで、画面を見せながら会話をしています。
上司は静かに話を聞いて、ときどきうなずいていました。

怒られている様子ではありません。
でも、どこか真剣な空気が流れているように見えました。

そのやり取りを見ながら、「こういうのも評価に関係するのかな」と思いました。

数字だけじゃなくて、仕事の進め方とか、報告の仕方とか、そういう部分も見られているのかもしれない。

でも、何がどれくらい大事なのかは、まだ全然分かりませんでした。

別の日、別の先輩が少し明るい表情で席に戻ってきたことがありました。

誰かと電話をしていたあとで、「よかった、決まりそう」と小さくつぶやいていました。

その瞬間、周りの空気が少しだけ柔らいだ気がしました。

やっぱり数字が動いたときは、空気が変わるんだな、と感じました。

でも、数字が全てなのかと言われると、それも少し違う気がしていました。

電話の対応が丁寧な人もいるし、資料作りがすごく分かりやすい人もいる。
先輩によって得意なことも違うし、仕事の進め方もそれぞれです。

そういう部分は、どう評価されているんだろう。

そんなことを考えるようになりました。

自分はまだ新人なので、評価を気にする段階ではないのかもしれません。

まずは目の前の仕事を覚えることで精一杯でしたし、失敗しないようにするだけで一日が終わっていく感じでした。

でも、周りの様子を見ていると、自然と考えてしまうんです。

この人は、どこを見られているんだろう。
何が評価されているんだろう。

朝礼で名前が出る人もいれば、静かに仕事を続けている人もいる。
どちらがどう評価されているのか、外から見ているだけでは分かりませんでした。

ある日の帰り道、そのことをぼんやり考えていました。

自分は、今どのくらいできているんだろう。

ちゃんと成長できているのかも、正直よく分かりませんでした。

怒られているわけではないし、注意されることもそこまで多くない。
だからといって、褒められることもほとんどない。

その状態が、少し不思議でした。

何が良くて、何がまだ足りないのか。
それがはっきり見えないまま、毎日が過ぎていく感じでした。

もちろん、仕事をしていれば自然と分かってくるものなのかもしれません。

先輩たちは、自分の役割をちゃんと理解して動いているように見えました。
その姿を見ていると、いずれ自分もそうなるのかな、と思いました。

ただ、まだそこまで余裕がありませんでした。

目の前の作業をこなすことと、周りの空気を読むこと。
それだけで精一杯の毎日でした。

評価基準がよく分からない。

それは、不安というほどではありません。
でも、少しだけ落ち着かない感覚がありました。

このままでいいのかな、と、ふと考えてしまう瞬間があったんです。

まだ何も分かっていないだけかもしれない。
そう思いながらも、その頃は、会社の中で何を目指していけばいいのかが、少しぼんやりして見えていました。

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この記事を書いた人

27歳の広告営業。
新規・既存営業を担当。
日々の仕事で感じたことを記録しています。

※プロフィール写真はイメージ画像です。

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