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仕事の夢を見た初めての夜

布団の中で眠っている若い男性の頭上に、上司に指摘されながら仕事をしている場面が夢のように浮かび、仕事の不安が寝ている間も続いている様子を描いた夜のアニメ風イラスト。

AI生成によるイメージ画像

ある日の朝、目が覚めた瞬間に、少しだけ不思議な感覚がありました。

なんとなく疲れている気がする。
ちゃんと寝たはずなのに、頭の中が少しざわざわしている。

しばらくして、その理由に気づきました。

夢の中で、仕事をしていたんです。

はっきりした内容は覚えていません。
ただ、電話をかけていたような気がする。
資料を探して、焦っていたような気もする。

目が覚めてから、「あれ、夢か」と思ったのを覚えています。

社会人になってから、初めて仕事の夢を見た夜でした。

学生の頃は、学校の夢を見ることはたまにありました。
テストに遅れそうになる夢とか、なぜか教室が分からなくなる夢とか。

でも、起きたらすぐに忘れてしまうような、そんな軽いものでした。

仕事の夢は、それとは少し違いました。

目が覚めたあとも、少しだけ現実と混ざっている感じがあったんです。

「あれ、あの資料どうなったっけ」

そんなふうに、一瞬だけ本気で考えてしまったりしました。

すぐに、「今日はまだ出勤前だ」と気づくんですが、その瞬間が少し不思議でした。

夢の中でも、会社のことを考えている。

そう思うと、少しだけ驚きました。

前の日、特別に忙しかったわけではありません。

いつも通り仕事をして、帰って、ご飯を食べて、お風呂に入って。
普通に過ごして、普通に眠ったはずでした。

それなのに、夢の中にまで仕事が出てきた。

それだけ、頭の中に残っているんだな、と感じました。

朝の準備をしながら、そのことをぼんやり思い返していました。

最近、家に帰っても会社のことを考える時間が増えていたな、と。

あの電話、あれでよかったかな。
明日は何からやろう。
あの先輩、忙しそうだったな。

そんなことを、何気なく思い返すことが増えていました。

だから、夢に出てきてもおかしくないのかもしれません。

会社に向かう電車の中で、ふと同期にその話をしてみました。

「昨日、仕事の夢見ちゃってさ」

そう言うと、「え、分かる。俺も見たことあるよ」と返ってきました。

少し笑いながら話していたんですが、どこか共感する空気がありました。

やっぱり、みんな同じように感じているのかもしれない。

まだ慣れていない毎日で、頭の中がずっと仕事のことで動いている。
だから、寝ている間も、完全には離れられないのかもしれません。

会社に着いて席に座ると、なんとなくその夢のことを思い出しました。

夢の中で焦っていた感じや、電話をしていたような感覚。
それが少しだけリアルに残っていました。

もちろん、現実には何も起きていません。

ただの夢です。

それでも、「夢の中でも仕事してたんだな」と思うと、少しだけ不思議な気持ちになりました。

まだ入社して間もない頃でしたが、少しずつ生活の中心が仕事になってきているのかもしれない。

そんなことを、ぼんやり考えました。

その日の帰り道、またその話を思い出していました。

社会人になるって、こういうことなのかな、と。

朝起きて、会社に行って、帰ってきて、また次の日のことを考える。
その繰り返しの中で、少しずつ仕事が生活に入り込んでくる。

夢の中にまで出てくるなんて、少し前の自分だったら想像もしなかったと思います。

大きなストレスがあるわけではありません。
ただ、毎日が新しいことばかりで、自然と頭の中に残っている。

それが、夢という形で出てきただけなのかもしれません。

その日から、「また仕事の夢を見ることがあるのかな」と、少しだけ気になるようになりました。

でも同時に、「それだけ慣れてきたってことなのかもな」とも思いました。

夢の中でも仕事をしていた初めての夜は、少し不思議で、少しだけ印象に残る出来事でした。

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この記事を書いた人

27歳の広告営業。
新規・既存営業を担当。
日々の仕事で感じたことを記録しています。

※プロフィール写真はイメージ画像です。

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