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何もしていない時間でも、仕事のことを考えていることが増えてきました。
会社にいるときだけではありません。
帰り道や、家に着いてからも、ふとした瞬間に頭の中に仕事の場面が浮かんできます。
電車に乗っているとき、窓の外をぼんやり見ながら、
今日の営業先での会話を思い返していることがあります。
「あの説明、少し長かったかな」
「もう少し違う話し方をすればよかったかも」
そんなふうに、終わったはずの一日を、
頭の中で何度もなぞってしまうんです。
思い出そうとしているわけではないのに、
気づいたら自然と考えている。
その感覚が、少しずつ当たり前になってきていました。
家に帰って、ご飯を食べているときも同じでした。
テレビを見ているのに、内容が頭に入ってこない。
気づいたら、明日の予定を考えている。
「明日は何件電話するんだろう」
「この前の営業先、もう一度連絡した方がいいかな」
「資料の準備、あれで足りてたかな」
考えなくてもいいはずのことを、
自然と考えてしまう。
それが、少しずつ日常の中に入り込んできている感じがしました。
営業の仕事は、一つひとつが小さな積み重ねです。
電話をかけて、断られて、また次に進む。
訪問して、少し話をして、また次の予定へ向かう。
その繰り返しの中で、
うまくいったことも、うまくいかなかったことも、
頭のどこかに残っていく。
だからなのか、
仕事が終わっても、完全には切り替えられない。
ある日の夜、布団に入ってからも、
今日の営業先のことを思い出していました。
相手の表情。
話していたときの空気。
自分が言った言葉。
「もう少し違う言い方があったかもしれない」
「あのタイミングで別の話題にすればよかったかな」
そんなことを考えているうちに、
頭の中で会話をもう一度やり直している自分がいました。
特別な出来事があったわけではありません。
大きなミスをしたわけでもないし、
怒られたわけでもない。
それでも、頭の中でずっと仕事が続いているような感覚がありました。
一日が終わったはずなのに、
気持ちの中ではまだ終わっていないような感じがする。
そんな夜も増えてきました。
休日でも、完全には離れられないことがあります。
外を歩いていても、
ふと営業先の建物を思い出したり、
電話のやり取りを思い返したりする。
何かを見た瞬間に、
仕事のことと結びついてしまうんです。
街で似たような会社の看板を見ると、
「ここにも営業に来るのかな」と考えてしまうこともある。
自分でも少し不思議に思いました。
最初の頃は、家に帰ればすぐに気持ちが切り替わっていました。
ただ疲れて、ぼーっとして、
気づいたら一日が終わっている。
そんな感じでした。
でも、少し慣れてきた今は、
頭の中がずっと動いている感じがする。
次のことを考えたり、
今日のことを振り返ったり。
仕事が終わったあとも、
どこかで気持ちが仕事につながったままになっている。
ある日、友達と話しているときも、
一瞬だけ仕事のことが頭に浮かびました。
会話をしているのに、
「明日の準備、大丈夫だったかな」と考えてしまう。
すぐに戻れるけれど、
その一瞬が少し気になりました。
自分でも、「こんなに考えてるんだな」と思ったんです。
営業は、結果がすぐに出る仕事ではありません。
電話の一本一本や、訪問の一回一回が、
少しずつ先につながっていく。
だからこそ、
頭の中でもずっと続いてしまうのかもしれません。
終わりがはっきり見えない分、
気持ちの中で区切りがつきにくい。
「今日で全部終わり」という感覚がなくて、
次の日にまた続いていく。
そんな流れの中にいると、
自然と考え続けてしまうのかもしれないと思いました。
ただ、それが特別つらいというわけでもありません。
むしろ、仕事が生活の中に少しずつ入り込んできている、
そんな感じがするだけでした。
朝起きて、会社に向かって、
一日中動いて、また帰ってくる。
その繰り返しの中で、
気づいたら、頭の中にも仕事が居場所を作っていた。
何もしていない時間でも、
ふと仕事のことが浮かぶ。
それが、完全に消えることはない。
仕事のことが頭から離れない。
それは、まだ慣れきっていない証拠なのかもしれないし、
この仕事に向き合っている証拠なのかもしれない。
そんなことを、
ぼんやり考える時間が増えてきた頃の話です。
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