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休日でも仕事を思い出してしまう

休日の公園のベンチに座った若い男性がスマートフォンを見ながら不安そうに頭を押さえ、周囲に仕事の書類やオフィスの情景が思い出のように浮かんでいるアニメ風イラスト。

AI生成によるイメージ画像

社会人になってしばらくしてから、休日の過ごし方が少し変わったと感じるようになりました。

体はちゃんと休めているはずなのに、頭の中に仕事のことがふと浮かんでくる瞬間がある。

最初は、その感覚が少し不思議でした。

土曜の朝、ゆっくり起きて、特に予定もなく過ごしているとき。
テレビを見ていたり、スマホを触っていたり、ただぼーっとしている時間。

そんな何気ない瞬間に、急に思い出すんです。

「あの案件、どうなったかな」

別に今すぐ何かをしなければいけないわけではありません。
連絡をする必要もないし、急ぎの仕事があるわけでもない。

それでも、頭のどこかに残っている。

平日は毎日、電話をかけて、話をして、資料を見て、数字を確認して。
その流れの中にずっといるから、完全に切り離すのが難しくなっているのかもしれません。

ある日の土曜日、外に出かけているときのことでした。

街中でスーツを着た人を見かけて、ふと営業先のことを思い出したんです。

「あの会社、来週また訪問だな」
「資料、もう少し見直した方がいいかも」

楽しく過ごしているはずなのに、頭の中に一瞬だけ仕事が入り込んでくる。

その瞬間、自分でも少し驚きました。

学生の頃は、休日は完全に別の時間でした。

平日のことを思い出すことはあっても、
ここまで自然に頭に浮かぶことはなかった気がします。

でも今は、生活の中に仕事が少しずつ入り込んでいる感じがある。

日曜の夕方になると、さらにその感覚が強くなることもありました。

まだ時間はあるはずなのに、
「明日からまた一週間か」と、ぼんやり考えてしまう。

「あの電話、月曜にもう一度かけた方がいいかな」
「先輩に確認しておいた方がいいこと、あった気がするな」

そんなふうに、来週のことが少しずつ頭の中に浮かび始める。

深刻な不安ではありません。
ただ、自然と仕事に意識が向いてしまう感じでした。

同期と話しているときも、似たようなことを感じている人が多いことに気づきました。

「休みの日でも、ふと思い出さない?」
そう聞くと、みんな少し笑いながらうなずきます。

「分かる、急に思い出すよね」
「日曜の夜とか特に」
「頭のどっかに残ってる感じする」

そんな会話をして、少しだけ安心したのを覚えています。

自分だけじゃないんだ、と。

営業の仕事は、数字や予定が常に動いている仕事です。

昨日の話が、今日につながって、
今日の動きが、来週の結果に影響していく。

その流れの中にいると、完全に頭を切り替えるのが難しいのかもしれません。

ある日、家でのんびりしているとき、
ふと先輩の言葉を思い出したことがあります。

「考えすぎても仕方ないけど、頭には残るよね」

そのときは何気なく聞いていましたが、
今になって少し分かる気がしました。

無理に考えているわけじゃない。
でも、完全に忘れることもできない。

そんな距離感で、仕事のことが頭の中に残っている。

休みの日は、ちゃんと休めています。

好きなことをしたり、外に出かけたり、ゆっくり過ごしたり。
それでも、ふとした瞬間に思い出す。

それが少しだけ、大人になった感じでもありました。

仕事と生活が、完全に分かれているわけじゃない。

少しずつ重なってきている。
そんな感覚がありました。

日曜の夜、明日の準備をしているとき、
自然と気持ちが切り替わっていくのも、その延長なのかもしれません。

「ああ、また一週間が始まるな」

そう思いながらも、
完全に嫌なわけではない。

少しだけ緊張して、少しだけ気が引き締まる。

休日でも仕事を思い出してしまう。

それは、まだ慣れていない証拠なのか、
それとも、この仕事が少しずつ自分の生活に馴染んできている証拠なのか。

その答えはまだ分かりません。

でも、そんな小さな変化を感じるようになったのも、
営業として日々を過ごしている中での、ひとつの実感でした。

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この記事を書いた人

27歳の広告営業。
新規・既存営業を担当。
日々の仕事で感じたことを記録しています。

※プロフィール写真はイメージ画像です。

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