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人生を少し考えた帰り道

夜の街を歩きながら遠くを見つめ、物思いにふけっているスーツ姿の若い男性を描いたイラスト。肩に上着をかけ、仕事帰りに人生について静かに考えている様子が表現されている。

AI生成によるイメージ画像

仕事終わりの帰り道、ふと人生のことを考える瞬間がありました。

特別なことがあった日ではありません。
いつも通り仕事をして、いつも通り帰るだけの夜です。
ただ、その日はなぜか足取りが重くて、駅までの道をゆっくり歩いていました。

頭の中は、仕事のことでいっぱいのはずでした。
今日の反省や、終わらなかった案件のこと、明日の予定。
いつもなら、そんなことを考えながら歩いています。

でもその日は、少し違いました。

駅に向かって歩きながら、急に思ったんです。
「自分は、何のために働いてるんだろう」と。

深く考えるつもりはなかったのに、自然とそんなことを考えていました。

今は広告営業をしています。
毎日数字を意識して、電話をかけて、提案して、結果を追いかける。
一日が終わる頃には、気力も体力もかなり消耗しています。

仕事が終わって会社を出た瞬間、少しだけ気が抜ける。
でも、完全に気持ちが軽くなるわけではありません。

電車に乗っても、ずっとぼーっとしていることが多いです。
スマホを見る気にもなれず、ただ窓の外を眺めているだけ。

その時間が、妙に長く感じる日がありました。

その日の帰り道も、そんな感じでした。

「今日も疲れたな」

それが最初に浮かんだ言葉でした。
でも、そのあとに続いたのは、少し違う感覚でした。

この生活、ずっと続くのかな。
来週も、来月も、来年も、同じことをしているのかな。

そんな考えが、静かに頭の中に広がっていきました。

まだ社会人として、そこまで長い時間が経っているわけではありません。
でも、毎日同じような流れの中にいると、時間の感覚が少しおかしくなってきます。

朝起きて、会社に行って、数字を気にして、気を張って、帰ってきて、寝る。
それを繰り返しているうちに、あっという間に一週間が終わる。

一ヶ月も、気づいたら終わっている。

帰り道に歩きながら、ふと考えてしまいました。

このまま何年も同じ生活を続けていたら、どうなるんだろう、と。

別に、今すぐ何かを変えたいとか、そういう強い気持ちがあったわけではありません。
ただ、少し立ち止まって考えてしまっただけです。

周りの人はどうなんだろう、とも思いました。

みんな同じように働いて、同じように疲れて、同じように帰っているのかな。
それが普通なんだろうか。
自分だけが、こんなふうに考えているのかな。

そんなことをぼんやり思いながら、駅のホームに立っていました。

電車が来るまでの時間も、なぜか長く感じました。
音も、人の声も、少し遠くに感じる。

頭の中だけが静かに動いているような、不思議な感覚でした。

人生って、こんな感じで進んでいくのかな。

働いて、疲れて、また働いて。
その繰り返しの中で、気づいたら時間が過ぎていく。

その流れに、自分も乗っている。

そう思ったとき、少しだけ不安になりました。

今の仕事が嫌いなわけではありません。
営業として働くこと自体を、完全に否定しているわけでもない。
でも、どこかでずっと余裕がない感じがしていました。

気づいたら、仕事のことばかり考えている。
休みの日でも、頭のどこかに残っている。
完全に気持ちが離れる時間が、あまりない。

その状態で、ずっと働き続けることを想像したとき、少し怖くなりました。

このまま時間が過ぎていったら、どうなるんだろう。
自分は、何をしたいんだろう。
何のために、毎日こんなに消耗しているんだろう。

帰り道を歩きながら、そんなことばかり考えていました。

答えは出ませんでした。

ただ、立ち止まって考える時間が、これまでほとんどなかったことに気づきました。
目の前の仕事をこなすことで精一杯で、先のことまで考える余裕がなかった。

でも、その日は少しだけ違いました。

疲れているはずなのに、頭の中は妙に冷静で、
自分の生活を外から見ているような感覚でした。

毎日をただ繰り返しているだけでいいのかな。
このまま流されていっていいのかな。

そんな思いが、ゆっくりと心の中に残っていきました。

家に着く頃には、またいつもの感覚に戻っていました。
現実に引き戻されて、明日のことを考え始める。

それでも、あの帰り道で感じたことは、ずっと心の中に残っていました。

ほんの少しだけ、人生のことを考えた夜でした。
大げさな決意をしたわけでも、何かを変えたわけでもありません。

ただ、立ち止まって、自分のこれからを少しだけ考えた。
それだけの帰り道でした。

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この記事を書いた人

27歳の広告営業。
新規・既存営業を担当。
日々の仕事で感じたことを記録しています。

※プロフィール写真はイメージ画像です。

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