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その中でも、はっきりと分かる変化がありました。
月末が近づくと、眠りが少し浅くなるんです。
最初は、ただの気のせいだと思っていました。
仕事が少し忙しいからかな、くらいの軽い感覚でしたし、
特別に何か大きな出来事があったわけでもありません。
でも、同じような感覚が何度も続くうちに、
「ああ、月末が近いからかもしれない」と思うようになりました。
月の前半は、まだ余裕があります。
電話をかけて、アポを取って、
営業先に行って、話をして、戻ってきて。
その積み重ねをしていく中で、
一日一日をこなしている感じでした。
もちろん忙しさはありますが、
どこか落ち着いて仕事ができている感覚もあります。
でも、月の後半に入ると、空気が少しずつ変わってきます。
朝礼での数字の話が増えたり、
上司との会話の中に、月末という言葉が自然と出てきたり。
先輩たちの動きも、どこか少しだけ速くなる。
電話の本数も増えて、
会話の内容も、少しだけ踏み込んだものになっていく。
その空気の中にいると、
自分も自然と意識するようになってきました。
今月は、どのくらい進んでいるんだろう。
あとどれくらい必要なんだろう。
自分の数字だけじゃなく、
周りの動きも、なんとなく気になってくる。
そんな日が続くと、夜になっても頭が完全に休まらなくなってきます。
布団に入って、目を閉じる。
でも、ふとした瞬間に仕事のことが浮かんでくるんです。
「あの商談、どうなったかな」
「明日、もう一度電話してみた方がいいかも」
そんなことを考え始めると、
頭の中で一日の流れを思い返してしまう。
営業先で話した内容や、
電話のやり取り、
上司に言われた一言。
気づけば、頭の中で何度も繰り返していました。
特に月末が近い時期は、
その感覚が少し強くなります。
深く悩んでいるわけではありません。
でも、どこかで気になっている。
それが、眠りの浅さとして出ているのかもしれませんでした。
夜中にふと目が覚めて、
時計を見ることもありました。
またすぐに寝られるんですが、
頭のどこかがずっと動いているような感覚がある。
朝起きたときも、
完全にすっきりしているというより、
少しだけ疲れが残っている感じがしました。
会社に向かう電車の中で、
自然と今日の予定を頭の中で整理している自分がいる。
「今日はあの会社に連絡しよう」
「昨日話した件、もう一度確認してみよう」
そんなことを考えながら、
気づけば会社に着いています。
社内に入ると、
やっぱりどこか空気が引き締まっている。
先輩たちも、いつも以上に電話をかけていたり、
数字の確認をしていたり。
その中にいると、
自分の気持ちも自然と引き締まっていく。
その緊張感が、夜まで続いているのかもしれません。
ある日、同期とそんな話になったことがありました。
「最近、ちょっと眠り浅くない?」
そう言われて、思わずうなずいてしまいました。
「なんか、寝る前に仕事のこと考えちゃうんだよね」
「分かる。月末近いと特にね」
そんな会話をして、少しだけ安心しました。
自分だけじゃないんだ、と。
みんな同じように、
月の流れを感じながら働いているのかもしれない。
営業の仕事は、
一日単位じゃなく、
月単位で動いている部分が大きい。
だから、月末が近づくにつれて、
気持ちも少しずつ変わっていく。
それが、眠りの浅さとして出ているんだと思います。
ぐっすり眠れないほどではありません。
でも、どこか頭の奥に仕事が残っている。
そんな感覚が、
月末になると少し強くなる。
月が変わると、また少し落ち着く。
その繰り返しを何度か経験して、
「ああ、これが営業のリズムなんだな」と思うようになりました。
月末が近づくと眠りが浅くなる。
それは、不安というよりも、
仕事が生活の中に入り込んできている証拠なのかもしれません。
そんなことを感じ始めたのも、
この仕事に少しずつ慣れてきた頃の話です。
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